厚生労働省の患者調査(傷病分類編)によると、平成29年の睡眠障害の総患者数は57万1千人と推計され、平成8年の12万5千人とくらべて4.5倍以上となっています。ストレス社会と言われる現代において、睡眠は身近な悩みであり睡眠外来で働く看護師への期待は高まっています。この記事では、睡眠外来の看護師の魅力を4つご紹介します。

1つ目は、患者さんの立場になって看護できる点です。だれもが毎日、睡眠をとります。患者さんの睡眠の悩みを看護師は身近に感じるため、親身になって看護することができます。
2つ目は、睡眠に関する知識を自分にも生かせる点です。睡眠が生活の要であることは、看護師にとっても同じです。睡眠外来の仕事で得た専門的な知識を、健康で充実した毎日のために自ら生かすことができます。
3つ目は、医師と患者さんのかけ橋になれる点です。医療機関にかかる患者さんは大きな不安を抱え、「先生」である医師との間に必要以上に距離を感じてしまうこともあります。そんなとき看護師が患者さんに寄り添うことで、患者さんの不安を和らげることができます。
4つ目は、患者さんの笑顔を見ることができる点です。元気になった患者さんの笑顔を見られることは、看護師にとって最もうれしい瞬間のひとつです。患者さんとの距離が近い看護師だからこそ、やりがいをダイレクトに感じられるでしょう。

後半2つは看護師全般の魅力と言え、睡眠外来の看護師でも変わりありません。睡眠という身近な悩みに向き合う睡眠外来の看護師の仕事には、大きな魅力があります。